■自身が「アブロセクシュアル」だとカミングアウトしたエマ・フリントさん=写真。その時、友人から浴びせられた不快な言葉に抱いた残念な思いを語った。「ミラー」紙(電子版)が伝えた。アブロセクシュアル(abrosexual)とは、同性や異性などに性的関心の対象が移り変わることを言う。例えばしばらくの間は男性に惹かれ、また別の時には女性に惹かれることがあるという意味。エマさんは今でこそこの分類に納得しているが、30歳になるまでそんな言葉があることすら知らなかった。その言葉を知ってから初めて自分が「理解されている」と思えるようになったという。

アブロセクシュアリティはZ世代がTikTokで広く話題にしている性的指向。この言葉には多くの誤解が伴っており、その意味を知らない人も多い。エマさんは自身がカミングアウトした際、同年代の友人たちから「いつこれを決めたの?」「そんなカテゴリーって本当にあるの? 聞いたことない」「もちろん応援するけど、これって現実なの?」といった数々の辛辣なコメントを受けたことを明かした。
性的指向は数多く存在するが32歳のエマさんは自分が育った時代には「アブロセクシュアル」という言葉を聞いたことがなかったと話す。90年代はストレートか、ゲイか、レズビアンかのどれかであり、それ以外のものは「作り話」とされていた。「もちろんそれが現実からかけ離れていることは分かっている。でもこの言葉を知るチャンスがあればもっと早く学べたはずなのに。それが難しかった」と振り返る。そして、「自分の性的指向がとても急に変化するため、自分が何者であるかを特定するのに苦労した」と明かした。エマさんはある日はレズビアンだと感じ、別の日にはバイセクシュアリティにより共感することに気づき、自分の性的指向が「流動的」であることを知ったという。
「アブロセクシュアル」という言葉を初めて目にしたのはアメリカ在住のクリエイターでLGBTQ+の活動家として知られるゾーイ・ストラー氏がこの用語を使っているのを見たときだったという。エマさんは「性別ではなく相手の人間性を愛しているのだ」と述べる。しかし「説明したにもかかわらずどちらかに決めろと要求する人は常にいる」と話す。エマさんはアブロセクシュアルという用語が普通のものとして受け入れられ、アイデンティティの一つとして認識されることを願っており、「流行りもの」扱いされたくないと話している。LGBTQですらやっと覚えたのに、覚えられるだろうか。アブロセクシュアル。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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