■医療毒物学者のジョシュ・トラバック氏が、TikTok Shopで販売されていた「あるハーブティー」のスクリーンショットをXに投稿。最近の「健康トレンド」商品を気軽に購入しないよう警告し、話題となっている。「メトロ」紙(電子版)が報じた。
トラバック氏が投稿したのは、1日2~3杯飲むことを推奨している「スズラン(Lily of the Valley)」のハーブティー。「オーガニック」で「ヒーリング」効果があると表示されている。スズランは白くて小さな鈴のような花が連なり、見た目は非常に可愛らしいが、実は有毒植物。アマゾンなどでも販売が禁止されている。
スズランに触れるだけでも皮膚や目などに炎症を起こし、また実を1~5個食べると心臓を危険にさらす可能性があるという。下痢、めまい、視覚障害、吐き気、胸部圧迫感、心臓不整脈といった症状が起き、対処が遅れると心臓麻痺や心停止に至るとされる。投稿を見たユーザーは「私の16歳の息子は、TikTokで見たビタミン剤やチアシードなどをすぐに注文してしまいます。その危険性を説明しても、彼は自分の方がよく知っていると思っていて…。いつか危険なものを注文するのではないかと心配」とコメントしている。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)