■スターマー英首相は、屋外喫煙に関してより厳格な規制を検討していることを認めた。英各メディアが報じた。
屋外の一部で喫煙が禁止される可能性があるという報道に応じて首相は「NHSの負担を減らすため、行動を起こさなければならない」と述べた。詳細はまだ明かされていないが、パブの庭や屋外のレストラン、病院の敷地内や運動場での喫煙が禁止される可能性がある。健康専門家らは計画を歓迎しているが、BBCによると一部の大臣がホスピタリティセクターに与える影響について懸念を表明しているという。いくつかの事業主からは既に反対の声が上がっている。
パブを経営するリサ・バレッジさん(55)は「パブは禁煙にするかどうかは事業主が選ぶべき。政府が決めるべきではない」と語った。ソールズベリーでパブを経営するトニー・ハーディングさん(57)は「うちのパブのご近所さんはうちの庭でタバコを吸えなくなった客が近隣の道路を塞ぐことを喜ばないだろうね」と話した。
7月の議会開会式の国王演説では、2009年1月以降に生まれた人へのタバコの販売を禁止するという、前政権が提出した法案を再導入することが約束された。元内務大臣のロバート・ジェンリック氏は「この国が求めるのはさらに多くのパブが閉店することだ」と皮肉った。また、リフォームUKのリーダー、ナイジェル・ファラージ氏は「政府の過剰介入だ。もし政府がこれを実行すれば、それはパブに対する死刑宣告となるだろう」と語った。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)