■8月1日以降、英国各地で不法移民排斥を訴える集団と、それに対抗する集団が対峙。反移民の集団が警官隊にレンガや瓶などを投げ、車両や建物に火をつけるなど各地で混乱が続いている。英各メディアが報じた。

発端は7月29日にイングランド北西部サウスポートのダンス教室で少女3人が刺殺された事件。逮捕された17歳の少年アクセル・ムガンワ・ルダクバナ被告=写真=はルワンダ人の両親のもと、ウェールズのカーディフで生まれ、事件当時はサウスポート近郊の村に住んでいた。ところがSNS上では被告が「ボートで不法入国した移民」「イスラム教徒」などといった偽のワードが拡散。それに煽られた人々が集結して暴力沙汰に発展した。警察は極右団体「イングランド防衛同盟(EDL)」の支持者が一連の暴力行為の背後にいるとみている。
サウスポートでは事件翌日の7月30日、3少女の刺殺事件が原因とみられる暴動が発生。暴徒集団は警察車両や救急車両に火をつけた他、モスク(イスラム教礼拝所)や警官に向かって物を投げつけるなどし、多数の警官が負傷した。さらにその翌日の7月31日、ロンドン中心部で抗議活動が発生。抗議参加者らは首相官邸のあるダウニング街近くで警察と衝突。首相官邸のゲートやチャーチル元首相の銅像に火炎物を投げつけるなどした。また「(不法入国者を乗せて英仏海峡を渡って来る)ボートを止めろ」「子供たちを守れ」といった合唱が起こった。
この抗議だけで100人以上が逮捕された。週末にはハルやサンダーランド、リヴァプール、ブリストル、マンチェスター、ブラックプール、北アイルランドのベルファストなどにも飛び火。集まった群衆がびんを投げ、店舗に押し入って略奪し、警官隊と衝突するなどした。サウス・ヨークシャー警察によると4日、難民申請者らを収容しているロザラム市内にあるホテル周辺に暴徒約700人が集まり宿泊施設に放火。警官隊と衝突し、10人の警察官が負傷した。スターマー首相はサウスポートでの事件以来6日間に渡って抗議が続く中「肌の色や信仰を理由に他人を標的にするならそれは極右の暴徒による蛮行だ。騒乱に参加した者は後悔することになる」と宣言した。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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