■たとえ少額でも毎月定期預金をすることで、睡眠の質を改善させることができるという。BBC(電子版)が報じた。
ブリストル大学の研究チームが、数千人の貯蓄について10年間にわたる追跡調査を行ったところ、たとえ少額であっても毎月きちんと預金することで、心身ともにリラックスし、将来に対してより楽観的になる人が多いことを発見。お金に対する不安が少なくなり、借金に悩まされにくくなったり、予期せぬ出来事に対処できるようになったりした結果、人生の満足度がアップし、睡眠の質を高めることが分かったという。定期的に貯金している低所得者は、貯蓄していない富裕層と同じくらいの生活満足度を有していることも明らかになった。
ちなみに、英国の成人の4分の1が貯金は100ポンド以下しか持っておらず、貯蓄の習慣があるのは10人に6人程度であることも調査で判明。しかし、メンタルの不調を大きく改善させるには貯蓄よりも引っ越しや結婚の方が効果的であり、また失業や育 児によって生じたメンタルの不調は貯蓄の安心感では補えないことも指摘されているという。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)