■ ロンドンで毎月100件以上の飲料の「スパイク犯罪」が発生していることが明らかになった。スタンダード紙(電子版)が報じた。スパイク(spike)とは、パブやクラブ等で飲み物に薬物などを混入されて意識を失い、暴行されたり貴重品を盗まれたりする犯罪。ロンドンでは、そのスパイク犯罪が13%も増加。16日、被害者保護を求める緊急キャンペーンが開催された。昨年、警察に通報されたスパイク被害は1383件で月平均115件。しかし、実際の数字はもっと高い可能性があり、国家警察署長会議はこの問題が過少報告されていると懸念しているが、薬物が迅速に体内を通過してしまうため捜査が難しいという。

スパイクの被害者は、身体的および精神的に深刻な健康被害を抱えている。被害者の平均年齢は26歳で、ターゲットの大半が女性。昨年70人の容疑者を逮捕したロンドン警視庁は、飲酒店利用者やバーのスタッフに対し、怪しい行動をとる人物に注意を払うよう呼び掛けている。事件の大半はロンドン全域のパブやナイトクラブで、飲み物に薬物を入れられており、ウェストミンスター地区が最も多かった。だが、ロンドンでは注射器を使った薬物混入の報告が131件、食べ物に何かを混入された例も28件報告されている。
政府は薬物混入に関する新しい法律を導入する予定。薬物混入はこれまで他の犯罪の一部として扱われてきたが、労働党のマニフェストには「特定の犯罪を取り締まる法律を新設することで警察がより対処しやすくなる」と記載されている。
放送作家のケイト・マッキャンさんは今年2月、同僚と外出しているときに飲み物に薬物を入れられた。「何かがおかしいと気づくだけの余裕はあった。でも、手も足も思うように動かなかった。なんとかウーバーで家まで辿り着いたが、数時間後にバスルームの床で目を覚ました」と振り返る。被害者の多くは方向感覚を失ったり、記憶喪失に苦しんだりした経験を持つ。性的暴行を受けたり貴重品を盗まれたり、家に泥棒に入られたりした人もいる。ロンドン警視庁によると、事件の被害者は60%が女性で、被害の3分の2はクラブやパブ、バーで起こっているという。読者の皆さん、お酒と甘い言葉にはくれぐれもご用心ください。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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