■独立系レストラン・チェーンが「金を支払わないとネットで一つ星レビューを付ける」と脅される事件があった。BBC(電子版)が報じた。

シェフのアンディ・シェリダン氏とビジネスパートナーのサム・モーガン氏はノースウェストとミッドランズでレストラン5軒を経営している。ある日、2人は「WhatsApp」の予約サービスを通して何者かから「2000ポンド(約40万円)を支払わないと偽のレビューを投稿する」という脅迫メールを受け取った。当初は要求を無視していたが、犯人はすぐに見せしめとして1つ星のレビューを投稿した。
BBCラジオ4に出演したモーガン氏は「典型的な詐欺師の手口だ。彼らの武器は恐怖。我々は小さな独立系ビジネスで、こういった問題に対処する資金力もない」と語った。モーガン氏はあえて数日間、犯人とメッセージをやり取りし、最後に「身代金」の支払い方法を尋ねた。初めは送金代理店を通してと言われたが最終的にPayPalアカウントを使うことに落ち着いた。「決断を先延ばしていると犯人は苛立ち始め、要求額を2500ポンドに吊り上げて来た」という。モーガン氏は「金を払ってもそれで終わらないだろう。しばらくしてから『あと2000ポンド支払わないと、一度支払ったことをバラす』と言い、これが永遠に続くことになる」と話した。
犯人との接触が途絶えてから5日後、偽の一つ星レビューが次々と投稿され、有害なコメントが書き込まれた。BBCが確認したレビューには「サービスはお粗末で、料理の質も平凡。雰囲気は退屈で価格は実態に見合わない。質の高い食事を求める人にはお勧めできない」と書かれていた。モーガン氏はこれらの偽レビューをグーグルに報告しようとしたが途中で頓挫したという。「グーグルは報告のために4つのカテゴリーを用意しているが、苦情を送ると『報告ありがとうございました』と返答が来るのみ。さらに苦情を送ってもチャットボット(ロボット)が解決方法をガイドするだけだった」と語った。
その後「トリップアドバイザー」に偽レビューが現れた。リヴァプール旗艦店「8」のレビューにはメニューに存在しない料理が記載されていた。そして「ワインリストは粗末なのに非常に高価だった。シェフのジェイクは素晴らしかったがドリンクの選択肢が少なく値段が高過ぎてこの店の価値を下げている。誰がプロセッコに90ポンドも払うんだ?」との書き込みがあった。このレストランはプロセッコを置いておらず、ジェイクという名のシェフもいない。シェリダン氏とモーガン氏はグーグル、アクションフロード、トリップアドバイザーに詐欺の報告をした。2021年6月、偽レビューが大問題となり競争市場庁(CMA)はアマゾンとグーグルが自社サイトでの偽レビュー対策を十分に行っていないという懸念から、正式な調査を開始した。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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