■【読者投稿(在英18年/40代 会社員Hina)】クレジットカードやデビットカードがいつのまにか不正に使われていた、という話をよく聞きます。そうした不正使用を未然に防いでくれたと聞くと、相手を信頼してしまう人も多いのではないでしょうか。人の不安につけこんだ電話詐欺にひっかかりそうになったのでその体験談を投稿します。

在宅勤務をしていたある日のこと。我が家の固定電話が久しぶりに鳴りました。受話器をとるとコンピューター音声で「こちらは『バンク・セキュリティ』です。アマゾンで310ポンド、マネー・トランスファーで1050ポンドのカード支払いについて、不審な点が見られたため差し止めました。このまま支払いをして良ければ『1』を、担当者と話したい場合は『2』を押してください」とのメッセージ。
ついに私もカードの不正使用の犠牲者になったのかと、緊張しつつ『2』を押したところ、明らかに英国人ではない人物による対応が始まりました。ただ、「バンク・セキュリティ」と言われたのでなにげなく「どの銀行からですか?」と尋ねると、いきなり電話を切られてしまったのです! どういうことか理解しきれずにいると、しばらくしてまた電話が鳴りました。受話器をとると、流れてきたのは同様のコンピューター音声。金額も同じ。『2』を押して相手が出るのを待ちました。
電話に出た人は前回とは別人でしたが同じ国の出身者らしく、なまりが似ています。どうやら手当たり次第に電話している様子。「バンク・セキュリティです。あなたのカードが不正使用された可能性があります」。「どうすればいいですか?」と聞くと、「まず、あなたの氏名と生年月日を確認させてください」と言われました。1回目の電話で不信感を抱いていた私は日本の芸能人の名前と、日本に住む同級生の生年月日を伝えました。デタラメな情報を伝えても何の疑いも持たれなかったので、彼らの手元に私に関する情報があるわけではないことがハッキリしました。
次に「あなたの口座の詳細を確認させてください」と担当者。そこへちょうど会社の同僚から携帯電話に連絡がありました。「コールバック(折り返し)させてください。電話番号を教えてもらえますか」。これはウソではなく、本当にそうする必要があったからそう言ったのですが、再びいきなり電話を切られてしまったのです。この後、電話がかかってくることはありませんでした。そして私のクレジットカード、デビットカード、口座から不審な引き落としがされた形跡は全くないことも確認でき、やっと一安心することができたのでした。
あとで同僚や親しい友人にこのことを話すと、みなそろって「それは詐欺だ」。気づけていなかったら口座の詳細を聞かれたあと、デビットカードやクレジットカードを作り直すとかなんとか説明されて、カードの詳細も聞きだされていたかもしれないと言われ、ゾッとしました。こうした電話があった時に、コールバックしたいので連絡先を教えてくれるように言うのは、詐欺電話かどうか見極めるのにすごく有効だと思いました。皆さんも十分気をつけてください。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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