■牧場から逃走した仔牛をパトカーがはね飛ばす様子を捉えた映像が拡散され、「やり過ぎだ」と非難する声が上がっている。英各メディアが報じた。

先週金曜夕方、フェルサムの牧場から脱走した生後10ヵ月の雌牛1頭が、ロンドン西郊外ステインズの街中を走り回っているとの通報を受けたサリー県警が現場に急行。住宅街にいた牛に向かって警察車両が突撃し、牛は10メートルほどはね飛ばされた。立ち上がったところにパトカーが2度目の突撃。牛を車両の下敷きとして停止した。県警は「何時間もかけて安全に捕獲しようと様々な方法を試みたがうまくいかず、最後の手段として牛に車両を突撃させた」と発表した。その後の調べで仔牛は5回、警察車両に衝突されていたことが分かった。この牛は脚に重傷を負い、現在獣医による治療を受けているが回復に向かっているという。
クレバリー内務相はXに「合理的な必要性があるとは思えない。これは何のためなのか。早急に説明を求める」と投稿した。RSPCA(王立動物虐待防止協会)は「心が痛くなる映像で動揺する。状況を把握するため緊急に警察と連絡を取るつもりだ」と述べた。また、野生動物保護活動家でTVプレゼンターのクリス・パッカム氏は「仔牛に何度も車を突進させるのは怪物の所業だ。これは違法行為であり捜査され起訴されるべき案件だ」と語った。ネブ・ケンプ警察庁副長官は17日、仔牛をはねた警察官が第一線の職務から除外されたと公表した。
ただ、仔牛を車ではねた警察の判断に関して酪農組合代表は「あの状況下では正しい判断だったと思う」と語った。BBCラジオ・サリーに出演した全国酪農家組合南東部のヒュー・ブルーム会長は「なぜ動物を傷つけずに捕獲できなかったのかと人は問うだろう。興奮した牛が人を襲う可能性は十分あった。恐ろしい状況であることは確かだが、車ではねる以外の選択肢は射殺か麻酔銃の使用だろう。麻酔銃を扱うには適切な訓練を受けた者が必要だ。一方の射殺だが、誰が暗くなった金曜の夜に街中でライフル銃を使いたいと考えるだろうか」として警官の判断を擁護した。止むにやまれぬ状況での判断と理解し尊重するが、何とも胸が痛む映像だ。こちらから映像が閲覧できるが、不快に感じる方もいると思うのでご注意の上ご覧ください。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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