フランスで南京虫蔓延！ ロンドン市長、対策強化

■パリをはじめとするフランスの都市で南京虫（bedbugs）の蔓延が報告されており、英国への広がりが懸念される中、ロンドン市長のサディク・カーン氏が「ロンドンで広がらないよう、交通機関などであらゆる手を尽くしている」と発表した。BBC（電子版）が報じた。

パリでは現在、公共交通機関、学校、病院、映画館などで南京虫が大発生。ロンドンに広がる可能性が懸念される中、カーン市長は「先週から今週末にかけてロンドン交通局（TfL）と密に連絡を取り合い、そうした問題がロンドンで起きないよう対策を講じている」と報告。「地下鉄やバスの座席は毎日清掃を行っており、すでに最善の体制をとっている」と話した。

南京虫は楕円形の小さな昆虫で成虫でも体長は約５ミリ程度。６足で、濃い黄色や赤色、または茶色。人体にかじりついて血を吸うため傷口ができ、かゆみを伴うことがあるが通常は大きな健康問題を引き起こすことはない。家具、主に寝具に住み着くことが多いため「bedbugs」と呼ばれ、衣服や荷物などに付着して移動、拡大する。By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)