■ロンドンのウエストエンドで上演されているミュージカル「レ・ミゼラブル」の公演中、英国の環境運動団体「Just Stop Oil」の活動家らが壇上に上がって抗議活動を開始。公演はそのまま中止となる出来事があったことは既にお伝えした通りだが、10月29日(日)から、大規模な抗議活動を予定していることが分かった。BBCなど各メディアが報じた。

同団体が発表したビデオでは、同作の有名な抗議の歌「Do you hear the people sing?」の最中、ステージの両脇から活動家が現れ、団体のロゴが入ったオレンジ色のバナーを掲げる様子が映っている。通報を受けた警察が午後9時頃に会場に到着。公演はそのまま中止となり、観客は午後9時10分頃、避難を余儀なくされた。同団体はメンバー5人が逮捕されたと発表した。
「Do you hear the people sing?」は革命的な行動を呼びかける歌詞であるため、2019年の香港のデモをはじめ、世界中の抗議活動でよく使用されている。
活動家の1人は「バルジャン(ジャン・バルジャン:作品の主人公)は飢えた子どもに与えるためパンを盗んだ。我々がパンを盗まなくてはならなくなるまであとどれくらい時間が残されているのか。化石燃料のショーは続けられない」と叫んだ。
観客席からはブーイングや「下がれ」といった罵声が飛んだ。劇場の責任者は「表現の自由が重要なのは分かるが、観客がイベントを楽しむ権利も尊重されなければならない」と苦言を呈した。劇場側は観客には払い戻しがされると発表しているが、第三者を通してチケットを購入した人たちは難しいかもしれないと言われている。
この日、観劇を台無しにされた観客の中には80歳の誕生祝いに劇場に来ていた夫婦もいたという。トリシアさんと夫のジョン・ジョーンズさん(80)の誕生日はエコ狂信者(eco-fanatics)たちによって台無しにされた。トリシアさんは「メール・オンライン」に「200ポンドのチケットが無駄になってしまったわ。彼らのやり方は市民から反感を買っている。これでは支持は得られないと思う。私たちのように地方から来てホテルに滞在して観劇していた人も多いことでしょう。活動家たちに弁償させるべき。人生でもう2度とショーを見られない人だってたくさんいると思う。途中でステージから降ろされた役者さんたちも気の毒」と話した。
「Just Stop Oil」の活動目的は英政府が新しい石油、ガス、石炭開発のプロジェクトに対する認可を中止させることだという。
同団体のウエブサイトは10月29日(日)から3週間にわたり、ロンドンでかつてない規模でのスローデモ行進を実施するとして大々的にボランティアを募っている。要注意だ。By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
劇場内で行われた過激行動の様子はこちらの動画で視聴可。
© The Independent








































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