■リシ・スナク首相は、最近立て続けに発生している襲撃事件を受け、アメリカンXLブリードッグを年内に英国で飼育禁止すると発表した。英各メディアが報じた。
スナク首相は声明で「アメリカンXLブリードッグは我々のコミュニティ、特に子どもたちにとって危険だ。昨日(14日)、スタッフォードシャーの小学校の近くで男性が2頭のXLに襲撃され死亡した。さらに前の週末、バーミンガム市内を歩いていた11歳の女生徒が襲われて重傷を負い、水曜日にはウォルソールの自宅外でサッカーをしていた10歳の少年が襲われる事件があった。これは一握りの訓練不良の犬の問題ではない。この犬種の行動パターンであり、放置することはできない。飼い主には犬を管理する責任があるが、襲撃の背後にある犬種に対し、非合法化を視野に入れて対応するよう閣僚に命じた」と述べた。
現在この犬種を飼うことは合法だが、危険犬法の下で年内には禁止される可能性があるが「馬鹿げている。問題はXLではなく危険な飼い主がいるということだ」と法制化に反対する飼い主もいる。
アメリカン・ブリーは1980年代後半にアメリカン・ピット・ブル・テリアとアメリカン・スタッフォードシャー・テリアを交配して誕生したと言われている。スタンダード、ポケット、クラシック、XLの4つのバリエーションがある。今回問題となっているXLは体重が9ストーン(60キロ)を超えることもある。By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)