
■「切り裂きジャック」の正体はアルコール依存症で、精神病院に入院していた男だったという新説が浮上している。「サンデー・テレグラフ」紙(電子版)が報じた。
1888年、ロンドン東部ホワイトチャペル周辺で、短期間に少なくとも5人の娼婦が惨殺された事件。被害者の遺体は、いずれも激しく損傷していた。犯人はメディアや病院に手紙や遺体の一部を送りつけるなど、世界初の劇場型連続殺人事件としてロンドン市民を震え上がらせた。しかし、最後の被害者が出た後、犯行はピタリと止み、犯人はロンドンの深い霧の中に消えた。多くの遺留品が残されていたため、犯人はすぐに捕まるものと信じられていたにもかかわらず、結局事件は迷宮入り。彼は「ジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)」と呼ばれるようになった。
最近になって、元警察ボランティアのサラ・バックス・ホートンさんが、この殺人鬼の正体を突き止めたと主張し、話題となっている。ホートンさんによると、切り裂きジャックの本名はハイアム・ハイアムズ(Hyam Hyams)=写真=で、殺人事件の中心地に住んでいたアルコール中毒患者であり、連続殺人事件の後に「放浪する精神異常者」として警察に逮捕されたと語った。曾祖父が捜査を担当した警察官だったというホートンさんは、目撃証言を根気よく収集。その結果、犯人は30代半ばの男で、腕が硬くこわばり、膝が曲がった不規則な歩き方をしていたことが分かった。事件当時35歳だったハイアムズの医療記録によると、彼は骨折によって腕を曲げたり伸ばしたりすることができず、膝をまっすぐに伸ばすこともできなかったという。
ハイアムズが1888年末に「放浪する精神異常者」として摘発されことが、連続殺人が突然止まった理由と説明できると付け加えている。切り裂きジャックの正体に関しては、これまでも数々の名前が挙がっている。事件から135年経った今も、ミステリーに終止符が打たれる気配はない。By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
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