
■6日に行われた戴冠式でチャールズ3世が座った古い木製の椅子は「聖エドワードの椅子(St Edward's Chair)」または「エドワード王の椅子(King Edward's Chair)」と呼ばれる。椅子はエドワード懺悔王(Edward the Confessor)に因んで名づけられ、かつて金箔で覆われていた。チャールズ国王が腰かけた際、椅子の背もたれに文字が刻まれているのが見えたが、あれはクワイヤ(合唱団)の少年によるグラフィティ(いたずら書き)と言われている。
1296年、エドワード1世はスコットランドのスクーン修道院から戦利品として「スクーンの石(Stone of Scone)」または「運命の石(the Stone of Destiny)」と呼ばれる砂岩ブロックを持ち帰った。スクーンの石はスコットランドの歴代王たちが戴冠の際に座った石。エドワード1世はこの石を収納するための椅子を作るよう命じた。元々は戴冠式で使うことを意図して作られたものではないが、14世紀頃からイングランド王の戴冠式で使われるようになった。イングランド王がスクーンの石の上に腰を下ろして戴冠することによりスコットランドを支配することを示したと言われている。
1996年、スクーンの石は英国王の戴冠式で使用する際にはイングランドに移送することを条件にスコットランドに返還され、エディンバラ城で保管されている。チャールズ3世の戴冠式に使用するため、スクーンの石は4月29日にエディンバラ城からウェストミンスター寺院に移され、椅子の下に嵌め込まれた。By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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