宿を間違えて就寝した女性、暴行死…勘違いが生んだ悲劇

©Family Photo

■ベッド&ブレックファスト(B&B=民宿)と間違えて他人の家に上がり込み、住人のベッドで寝てしまった高齢女性。女性を階下に引き摺り下ろし、暴行を加えて殺害した住人の裁判が行われ、最低でも14年の懲役刑が言い渡された。BBCなど英各メディアが報じた。

バーミンガム在住のマーガレット・バーンズさん(71)は昨年7月、ウェールズ西部海岸沿いの町、バルマスのB&Bに宿泊。友人と飲みに出かけて戻った際、間違えて同じ通りにあったデヴィッド・レッドファーン被疑者(46)宅に入り、2階にある被疑者のベッドで寝込んでしまった。

© North Wales Police

その後帰宅したレッドファーン被疑者が、寝室で寝ているマーガレットさんを発見。驚いた被疑者はマーガレットさんを叩き起こして階下まで引き摺り下ろし、蹴ったり踏みつけるなどの暴行を加えた末に死亡させた。

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裁判でボーン裁判長は、間違いに気づいたマーガレットさんが慌てて所持品をかき集めている間、レッドファーン被疑者は終始、威嚇的態度で見下げていたとし「極めて攻撃的で危険な人物」と評した。また、騒ぎを聞いて駆け付けた隣人らが救急車を呼ぶように言ってもこれを拒絶したという。


裁判官は「自分のベッドに他人が寝ているのを見た時の驚きは想像できる。また被害者があなたのパートナーに対して攻撃的な態度をとったということも理解している」とした上で「しかしあなたのとった対応は人が理解できる合理的判断を超えている。あなたは45歳の大柄な男性(身長185センチ、体重133キロ)で、彼女はあなたより25歳年上の小柄な高齢女性だ。それも飲酒で足元がおぼつかない状態だった」と語り、「小さな過失が招いた最悪の結果と殺意の欠如を考慮に入れたとしても、殺害を正当化する理由にはならない」として最短14年の終身刑を言い渡した。なんともやるせない後味の悪い悲劇だ。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)

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