
■ 飲むだけでいい男性用経口避妊薬の完成が近いかもしれない。BBC(電子版)が報じた。
マウスを使った実験では少なくとも数時間、精子を麻痺させたままにしておくことが可能だったという。完成すれば、性行為の1時間前に錠剤を飲み、それがいつ無効となるか、時計を見て判断可能となる。今後も様々な試験が計画されているが、次はウサギで試験が行われる予定。
一体どのようなメカニズムなのか。科学者らが一番の利点として挙げるのは、女性の避妊用ピルと違ってホルモンを使用しないことにある。そのため、無理にテストステロンを押さえつけて男性ホルモン欠乏症といった副作用を引き起こすことはない。科学者らが狙いを定めているのは精子を泳がせるスイッチとなる細胞内の指令伝達たんぱく質の活動阻害という。
「ネイチャー・コミュニケーションズ」誌に掲載されたマウスを使った初期の研究では「TDI-11861」と名付けられた薬剤を1回投与すると、交尾の前、最中、後に精子を動けないようにすることに成功。この効果は約3時間持続した。効果は24時間以内に消え、その後に出た精子は普通に泳ぐことができた。米ワイル・コーネル医大のメラニー・バルバック博士は「効果が一時的で使いやすい避妊薬の開発に期待が持てる。最終的に人間に適用できれば、男性は必要な時に必要な回数服用可能となるかもしれない」と話す。ただし、この避妊薬では性感染症は予防できないので、今後もコンドームの使用が求められる。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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