
10%を超える物価上昇を受け、英国では鉄道、郵便など様々な組合がストライキを繰り広げている。年末年始の旅行シーズンの中、ヒースロー空港をはじめとする主要空港で入国審査官1000余人が、23日から合計8日間にわたってストライキを決行することが報じられた。
ストを決行するのは、ヒースロー、ガトウィック、カーディフ、バーミンガム、グラスゴー、マンチェスターの6空港およびニューヘイヴン港で入国審査に携わる1000人余りのPCS(Public and Commercial Services)組合所属の職員。期間は12月23日(金)~26日(月)午前7時ごろまでと、28日(水)~31日(土)午前7時ごろまでの合計8日間にわたるとされている。
10%の賃金値上げを要求するPCSと、2%のアップのみを提言する政府との溝は深く、スト回避は難しいと見込まれている。このため、政府では、軍関係者3000人、政府職員などを短期間で訓練し、このストに備える方針であるという。
しかし、元入国審査官らは、入国審査はパスポートが有効かどうかを確認するような単純なものではなく、英国に入国しようとする潜伏テロ工作員や人身売買従事者の正体を見抜き、その入国を食い止めるため、見きわめるテクニックと経験が必要と警鐘を鳴らす。また、精巧な偽装パスポートを見抜くのも付け焼刃的訓練だけでは難しいという指摘もある。
いずれにせよ、スト期間中、英国入国時に通常より時間がかかることは必至であるため、6空港およびニューヘイヴン港利用者には注意が呼びかけられている。航空会社によっては、フライトをキャンセルする可能性もあるとされており、利用航空会社から最新の情報を常に得るよう努めることが推奨されている。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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