
■「ばら戦争」の最中に起こった悪名高い「塔の王子たち」のミステリーが539年ぶりに一歩前進する可能性が出て来た。英各メディアが報じた。
エドワード4世の死後にエドワード5世となる予定だったエドワード王太子(12)とその弟、ヨーク公リチャード(9)=絵画はロンドン塔のエドワード王太子とヨーク公リチャード(ポール・ドラローシュ作)=が1483年に陰謀を企てた叔父のリチャード3世によって幽閉され、その後消息が分からなくなった。リチャード3世によって殺害されたとする説が今も根強い一方で、リチャード3世を悪者に仕立てたいチューダー朝のプロパガンダだと主張する歴史家もいる。
1674年、ロンドン塔の改修作業をしていた作業員が子どものものと見られる頭蓋骨や骨片が入った木箱を発見。後にチャールズ2世の命によってウェストミンスター寺院に安置された。当時はDNA鑑定もなく、人骨が誰のものか特定されることはなく、兄弟の失踪は今日まで謎のままとされてきた。
謎解きに消極的だったとされるエリザベス女王が亡くなったことで、DNA鑑定への道が一気に開かれた。墓を掘り起こすには王室の許可が必要とされるがチャールズ新国王はこの2人分の人骨のDNA鑑定を支持しているとされる。ロンドン塔最大のミステリーと言われる「塔の王子たち」。539年ぶりに謎の一部が解けるかもしれない。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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