
■英国が下水を英仏海峡や北海へ放出させたことを受け、フランス沿岸の健康と海洋生物の安全を脅かしているとしてEU議会議員が訴えている。BBCなどが報じた。
8月中旬、日照り続きだったイングランドとウェールズを襲った大雨により下水が溢れ、河川や海に汚物が流出。約50のビーチに汚染警告が発令された。
フランスのEU議会議員3人は、「英仏海峡や北海はゴミ捨て場ではない。下水の放出はフランスの海水浴場を危険にさらし、漁業や養殖事業に深刻な被害をもたらす可能性がある。ブレグジットによりEUの規則に拘束されなくなったことで英国は共有水域の環境保護の義務を疎かにし、海洋生物と漁業を危険にさらしている」として、何らかの法的手段を取るようEU議会に働きかけている。
英国ではトイレの排水は雨水と同じパイプを通って下水処理場に運ばれる。一般家庭や公共の場が大雨の後で洪水となるのを防ぐため、英国では未処理の下水を溢れさせ(overflow)、あえて河川や海に放流させるように設計されている。今年の夏のように日照りが続いた後は地面が乾燥し、水を吸収しづらくなる。そうした状況時に大雨が降るとこういった問題が今後も発生する。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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