
■大英博物館の副館長が提案したパルテノン神殿とのパートナーシップ締結の一環として、同館に展示されている「エルギン・マーブル」が200年以上ぶりにギリシャに返還される可能性が出てきた。「デイリー・メール」紙(電子版)が伝えた。
エルギン・マーブルとは、ギリシャのパルテノン神殿を飾っていた大理石彫刻群の通称で、大英博物館のパルテノン・ギャラリーに飾られている。19世紀に英国大使だったエルギン伯爵が、当時ギリシャを支配していたオスマン帝国の許可のもとに持ち帰って以降、いまだに英国とギリシャの間で返還をめぐる議論が交わされている。
ジョナサン・ウィリアムズ副館長は、エルギン・マーブルをめぐる「長年の議論の温度を変えたい」と考えているとし、「パートナーシップを結ぶことで前向きな対話の場を設け、その中で新しい協力体制が見つかると確信している」と話している。とはいえ、彫刻群をギリシャへ完全に返還するとは言っておらず、副館長は「エルギン・マーブルは大英博物館のコレクションの『絶対不可欠な一部』」であることは強調している。
ギリシャのアクロポリス博物館側も「前向きなパートナーシップの申し出により、建設的な話し合いの基礎ができるだろう」とコメントしている。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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