
■大手ブランドとスーパーマーケット間の値段交渉は、舞台裏で行われるもの。しかし生産コストが急騰する今、客の目の前で口論が繰り広げられる事態に発展している。英各メディアが報じた。
英国最大の小売業者「テスコ」とベイクドビーンズなどの人気商品を抱える「クラフト・ハインツ」社の闘いが表面化している。ハインツ社は同社製品に対する卸値価格交渉が決裂したことを理由に、テスコへの同社製品納入を停止。テスコの一部の店舗では、ハインツ社製のトマトスープやベイクドビーンズなどが棚から消えた。これは原材料費、エネルギー価格、そして配送にかかる燃料費などの高騰分を誰が負担するかを決するための闘い。価格交渉は小売店全体で数ヵ月に渡って行われている。
元「アズダ」で供給先との価格交渉を担当していたゲド・フター氏は、現在のメーカーは「『この価格がお宅に卸せる限界だ。もしも合意に達しないのであれば商品を提供できない』と強い姿勢で臨んでいる。こんなに多くのサプライヤーが配送トラックの差し止め準備をしている様子を見たことがない」と話す。
小売業界誌グローサーのアダム・レイランド編集長によると、食料品供給規制のもと、供給側と小売側、双方に契約条件を調整する機会を持つことが認められている。これまでは小売業者側が契約内容の変更を要求するのが常だったが、今では供給側が価格の再交渉を強く求めるケースが増えているという。レイランド氏は「どちらにとっても死活問題。解決は簡単ではない」と話した。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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