
■イースター以降、英国発着のフライトが続々とキャンセルされ、各地空港がパニックになる状態が続いている。なぜ、こんなに多くのフライトがキャンセルされているのか。空港スタッフの不足が指摘されているが、これに関して誰が責任を負うのかで、政府と業界の間で意見が分かれている。BBCが報じた。
スタッフ不足
パンデミックは、旅行業界にとって非常に困難な時期だった。航空業界団体「エアラインUK」では、2019年度は7万4000人が雇用されていたが、パンデミック以降、約3万人が削減された。また、空港職員や航空支援機関でも6万6000人いたスタッフのうち、数千人が削減されたという。例えば、2020年6月、英国内各空港で8500人の手荷物を扱うハンドラーや警備員を雇用していたスイスポート社では、現在スタッフの数は半分以下になっている。同社は今年1月以降、2800人を新規雇用したが、そのうち1200人に関してはセキュリティ・クリアランス(安全保障に関わる機密を取り扱う個人の適性評価)が終わっていないとされる。一方で、一時的に解雇されていた空港勤務者の多くが、これを機に転職を考えているという。審査
空港職員は民間航空局と政府のより厳しいセキュリティ・クリアランスが必要なため、人の交代に時間が掛かると言われている。審査は通常の14週間よりもかなり長い時間を必要とするというが、内閣府は「スピードアップするために4月末以降、審査待ちの期間にもトレーニングを受けられるように規則を変更したが、それだけでは問題はすぐに解決されないだろう」と見ている。ライアンエアーのマイケル・オレアリー代表は「EUから人材を都合よく連れて来ることができない。これがブレグジットの現実だ」と指摘した。予見
こうなることを誰も予想していなかったのだろうか。政府は、グラント・シャップス運輸大臣がハーフターム(学校の中休み)前に業界のリーダーらと面談し、準備が整っているか確認したと話した。シャップス大臣は「航空会社とオペレーター会社はフライトやホリデーを深刻なレベルで過剰販売していた」と指摘。これに対しオペレーター協会代表は「パンデミックの間、およびそれ以降の政府の適切な支援が欠如していた」と政府の批判に真っ向から反論した。By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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