エリザベス・ラインに乗ってみた! 快適で早い、でも乗り換えは不便

■5月24日に部分的に運行を開始したエリザベス・ライン。最初の5日間で100万人が利用したことが分かり、ロンドン市長のサディク・カーン氏は「大成功だ」と胸を張る。同氏自慢の新地下鉄に早速乗ってみた。

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エリザベス・ラインの開通延期と工費の増大は幾度も報じられた通り。ボンド・ストリート駅は今回オープンに至っておらず、全線開通は来年とされるなどまだ道なかばだが、上手く利用すれば所要時間の短縮がはかれる。

例えば、取材班が開通翌日に利用した、パディントン~トテナムコート・ロード。ボンド・ストリート駅に止まらないこともあるとはいえ、実質的な走行時間はわずか3分半! 揺れも少なく、静かで極めてスムーズ。感動的ですらあった。

しかし、乗り換えが含まれる場合は、在来の地下鉄路線で移動した方が良さそうだ。ストラトフォード~マーブル・アーチまでを例にとると、ストラトフォード~リヴァプール・ストリートで1回乗り換え→リヴァプール・ストリート~トテナムコート・ロードまでエリザベス・ラインで移動した後、セントラル・ラインに乗り換えてマーブル・アーチへというルートになる。

在来線との乗り換え時、かなり歩かされることに加え、エリザベス・ラインは5分に1本のみ。ダイヤ通りに運行されていることに(英国では珍しい!)感心したが、5分まるまる待たされることもある。結果的にストラトフォード出発時点でセントラル・ラインを選択したほうが、一部をエリザベス・ライン使用とするより早かった。急がば回れ、というところか。

ただし、こうした不便な点も帳消しになるほど、エリザベス・ラインでの移動は快適だ。真夏にどこまで効くか分からないが、空調設備もある。座席はやや固めながら、車両は広々とした印象で、1便で1500人の乗客を運ぶことが可能。何より、東のエセックスと、西のヒースローやレディングが高速で結ばれることが人の流れを劇的に変えるのは間違いない。

13年の月日と、約190億ポンドの工費(予算を40億ポンド超過)をかけて開通した42キロのトンネルを走り抜ける、エリザベス・ライン。全線開通が待ち遠しい。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)

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