謎の小児肝炎…アデノウイルスが原因の可能性

■英保健当局は幼児を中心に拡大している珍しい肝炎と一般的なアデノウイルスに関連性があることを示す証拠が次々と出てきていると発表した。BBCなどが伝えた。

この肝炎に関しては4月末までに世界中で169件の報告があり、死者は1名。英国だけで見ると114件で10人の子どもが肝臓移植を余儀なくされた。日本でも3例が報告されている。

英国保険安全保障庁(UKHSA)は「F41」と呼ばれるアデノウイルスが原因となっている可能性が高いようにみえるとしている。

アデノウイルスは1953年に発見された呼吸器、目、腸、泌尿器などの感染症を引き起こす原因ウイルス。51の型に分類されるという。この肝炎に感染したとみられる子どものほとんどが5歳以下で、下痢や吐き気といった胃腸炎を発症した後に皮膚や白目が黄色くなる黄疸(おうだん)の症状が出ている。これが肝臓に異変が起きている際のサインだという。

専門家はアデノウイルスに感染してもほとんどの子どもは重症化しないと強調。肝炎を発症することは極めて稀なケースだが、仮に以下のような症状を発した場合は医師の診察や助言を求めるようアドバイスしている。

〇吐き気がする。具合が悪い。
〇常に普通ではない疲れを感じる。
〇食欲不振/腹痛。
〇白目や皮膚の黄ばみ。
〇尿の色が濃くなる/便がくすんだ灰色になる。
〇肌のかゆみ。
〇高熱/筋肉や関節の痛み。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)