
■昨年のクリスマスイヴのこと。妻がディナーの用意をしてくれていたので、デザートくらいは私がと思い、近所の小さなセインズベリーズに行きました。
デザートが並ぶコーナーで物色していると、今まで見たこともない商品が。透明な筒状の容器の中に淡いピンク色のムースと、その上に白いクリームが重ねてあり、軽くて美味しそう。2つ入りで4ポンドと他のものより少し高めだなと思いましたが、妻に褒められたかったので買って帰りました。
さて、美味しいディナーもいただき、先ほどのデザートを食べることにしました。妻は「ムースなんて、気が利いてるじゃない」と言いながらスプーンですくって一気に口に放り込みました。その途端、妻の表情が曇り「なに? これ‼」の一言。眉間に皺を寄せてパッケージの説明を読む妻。そして低い声で言いました。「これ、蟹のムース。前菜よ!」。
パッケージを見ると、「 2 Crab & Lemon Mousse Pots」と書いてある。妻が「食べて!」と迫ります。スプーンですくって口に運びました。カニの味が口中一杯に広がります。妻は「あなたはカニが口の中に入って来るって分かって食べてるからいいけど、私は甘いものが来ると思っていたところにこの生臭いカニが飛び込んできたのよ! モー」と牛になっちゃった。
せっかくのクリスマスが険悪な雰囲気に。良く読まずに買った私が悪い。でも、カニの前菜をデザート売り場の、それもティラミスとチーズケーキの間に並べたセインズベリーの店員さんもどうなのよ。かーちゃん、ごめんね。(在英5年/50代会社員 ムースに罪なしさん)
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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