国民は隔離、官邸は宴! ロックダウン中のパーティーに首相も参加

© BBC

■英国全土が厳しい1回目のロックダウン下にあった昨年5月、ダウニング街、首相官邸の裏庭では「ドリンク持ち寄り(bring-your-own-booze)」式の宴が催され、100人近くが招待されていたことが分かった。英各メディアが報じた。

当日、実際に集まったのは30人程度と言われるが、その中には首相夫妻も含まれていた。昨年5月20日に催されたこの宴に関する情報は先週、元首相顧問だったドミニク・カミングス氏が自身のブログで明らかにしたもの。その後、ITVニュースが入手した、ジョンソン首相の首席秘書官が送信したという「招待メール」全文を公開した。タイトルには「ソーシャル・ディスタンスト・ドリンクス!(官邸関係者のみ閲覧可)」とあり、「多忙極める日々。素晴らしい好天の中、今夕、社会的距離を維持した集いを催します。各自飲み物を持参の上、お集まりください」という文面だった。

昨年の5月20日といえば、1回目のロックダウンの真っ最中であり、一般の国民が屋外の公共スペースで会えるのは同居人を除けば1人のみ。それも2メートルの社会的距離をあけて会うよう言われていた頃。この宴が催された日、首相官邸は過去24時間で新型コロナウイルスに感染した363人が亡くなったと発表していた。

昨年末にはガーディアン紙で、昨年5月15日に首相官邸の庭で首相を含む17人がワイン片手に談笑している写真がすっぱ抜かれたばかり。その際は、みなスーツ姿の「ビジネス・ミーティング」という苦しい言い訳で逃れた。しかし、今回、ジョンソン首相はパーティーに参加したことを認め、議会で謝罪。同首相の辞任を求める声が高まっている。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)