銀行強盗というと、短時間で大金が手に入るイメージがあるが、彼らは、勤勉な労働者よりも「稼ぎ」が良いわけではないことが、ある調査で明らかになった。
「デイリー・メール」紙によると、平均的な銀行強盗が稼ぐ金額は、1人あたり1回1万2706ポンドで、平均的な通常の給与を大幅に下回るという。テレビの世界では、強盗は大金のつまった鞄を抱えて逃げるのがお決まりだが、実際には、銀行強盗たちは、3回に1回は収穫のないまま引き上げているとされる。
その一方、捕まる確率は高く、サセックスとサリーの大学が行った調査・分析の結果によると、平均的な強盗は4回で捕まり、刑務所に送られていることも判明した。
英国銀行協会「the British Banker’s Association」に独自のルートを持つ研究者が集めたデータによると、強盗1回の『収益』は平均2万331ポンドで、強盗に加わったメンバー1人あたり、平均1万2706ポンドの「もうけ」になるとされる。サリー大学の調査グループでは、「銀行強盗は、割に合わない職業だということが明らかになった」とコメントを寄せている。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)