
今年のクリスマスを前に、全世界でさらなる混乱を巻き起こしているオミクロン株。変異株の名称に関して、おなじみのデルタ株(delta)から一気に「o」まで飛んだことを不思議に思った人も少なくないのではなかろうか。WHOが警戒を呼び掛け、ニュースでも盛んに取り上げられるのは、VOA(variants of concern)=懸念される変異株についてのみというのがその理由と言える。
2020年9月にアルファ株が見つかってから1年2ヵ月。すでにギリシャ文字アルファベットのうち、13文字が使われている。足りるのか心配になるほどのペースだが、ν( nu ニュー)とξ(xi クサイ)がはずされ、今回はο(omicron オミクロン)と名付けられた。「ニュー」については、英語の「new」と混同しやすい、「クサイ」については(日本語で「クサイ株」になると可笑しいからかと思ったのは筆者だけ?)中国の習近平主席(Xi Jinping)に配慮した、という説が有力のようだ。残りは8文字。これが尽きる前に収束することを切に願う。
VOA(variants of concern)=懸念される変異株
VOI(variants of interest)=注目される変異株
α alpha アルファ VOA 英国/2020年9月
β beta ベータ VOA 南アフリカ/2020年5月
γ gamma ガンマ VOA ブラジル/2020年11月
δ delta デルタ VOA インド/2020年10月
ε epsilon イプシロン VOI 米国/2020年3月
ζ zeta ゼータ(ツェータ)VOI ブラジル/2020年4月
η eta イータ VOI 複数国/2020年12月
θ theta シータ VOI フィリピン/2021年1月
ι iota イオタ VOI 米国/2020年11月
κ kappa カッパ VOI インド/2020年10月
λ lambda ラムダ VOI ペルー/2020年12月
μ mu ミュー VOI コロンビア/2021年1月
ν nu ニュー
ξ xi クサイ(グザイ)
ο omicron オミクロン VOA 複数国/2020年11月
π pai パイ
ρ rho ロー
σ tau タウ
υ upsilon ウプシロン
φ phi ファイ
χ chi カイ
ψ psi プサイ
ω omega オメガ
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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