
■人々の食生活が豊かになり栄養状態が改善されるのにともなって、人々の身体も急成長してきた。英国では20世紀の100年間に平均身長が10センチ伸びており、その他の国では19センチも伸びたという報告もなされている。最新の研究によると、それは脳の受容体が関係しているという。「メトロ」紙(電子版)が伝えた。
「ネイチャー」誌に掲載された、ケンブリッジ大学、ロンドン・クイーン・メアリー大学、ブリストル大学、ミシガン大学、ヴァンダービルト大学が行った共同研究によると、食物から摂取した栄養と、性の発達や心身の成長を結びつける「MC3R」と呼ばれる受容体が脳内で特定されたという。
食物からの信号が脳の視床下部に届き、この視床下部が人間の成長を促すことは以前から知られていたが、今回、それを司る脳受容体「MC3R」が新たに発見された。この受容体がうまく機能しないと、人は背が低くなり、思春期が遅くなることも分かった。
人々の身長が伸びている原因について、ケンブリッジ大学のスティーブン・オラリー教授は、「私たちは素晴らしい生活を送っており、食べ物もたくさんあります。早く成長し、すぐに思春期を迎え、たくさんの子どもをつくってくださいと、子孫繁栄を受容体が身体に訴えているのです」と分析。50万人のボランティアの遺伝子構成を調べたところ、この受容体に影響を与える遺伝子変異を持つ子どもは、他の子どもよりも身長が低く、体重も軽いことが確認されたという。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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