
■ 11月初め、英国のテレビや新聞など、メディアでこの方(写真左)の顔を見ない日はなかった。一体誰? 何があった?BBCニュース(電子版)をまとめてみた。
英保守党オーウェン・パターソン議員(57)は、自身がコンサルタントなどを務める関連企業に便宜供与したロビー活動は規則違反にあたると判断され、議会基準委員会から30日間の議員資格停止処分を勧告された。
これに対して政府は「委員会の決議手順に問題がある」として、手順そのものの見直しを議決。今度はこの決定に対し、「親しい議員を贔屓(ひいき)し、手順自体に手を加えるとは何事か」と党の内外から批判が噴出した。
思わぬ反発にジョンソン政権は再び方針を転換。パターソン氏は4日、辞職に追い込まれた。ジョンソン政権が右往左往の場当たり的対応に終始したことから、政府に対して「腐敗」だと非難する声が巻き起こった。
誰?
パターソン氏は、北シュロップシャーの保守党議員。デビッド・キャメロン政権下、北アイルランド相や環境長官を務めた。その後、ランドックス研究所とリンズ・カントリーフーズ社の2社にコンサルタントとして籍を置き、前者から16時間勤務で月額8333ポンド、後者からは4時間の労働対価として隔月で2000ポンドの報酬を得ていた。議会には報告しており、これ自体に違法性はない。
何をした?
議会内基準委員会は、パターソン氏が2社を代表して食品基準庁の役人や国際開発省の大臣に接近し、何度も面会していたことを確認。さらに、同氏が議会内オフィスと文房具をコンサルタント業のために使用していた事実も分かった。
国会議員規則は政治家が従わなければならない行動規範として、個人の利益と公的利益の間に便宜供与を介入させてはならないとしている。基準委員会はパターソン氏の行動を「悪質な便宜供与」と判断し、30日間の職務停止を勧告した。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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