
先日、それを再認識する出来事があった。家内とイングランド中部で暮らす私の誕生日が近づき、ロンドンに住む娘が誕生日プレゼントを発送してくれたという。時間的に余裕があったので、セカンドクラス、しかし念のために書留(Royal Mail Signed)にしたとのことだった。
郵便配達人がくる時間帯にはほぼ家にいる我々だが、そろそろ来るかな、という朝に限って、夫婦そろってどうしても出掛けなければならない用事があった。不在通知を受け取って、取りにいくのは面倒であるため、家内は、玄関(郵便受の下)にダンボール箱を置くことを提案した。
我が家には前庭があり、郵便受まで来るには小さな押し戸を開けて入ってくる必要がある。確かに、ダンボールに入れてもらえれば、誰もとったりはしないだろう。とはいえ、書留である。署名はどうするのだ? と思ったが、家内の提案に反対してもムダ。ダンボールを置いて出かけたのだった。
帰宅すると、そのダンボールの中に娘からの小包が入っていた! 家内はほらね、大丈夫だったでしょ? と得意顔だった。その夜、娘に礼をいうため、電話をかけた。娘によると、ロイヤル・メールの追跡トラッキングサービス(インターネット)で、我が家に配達されたことが分かったという。便利なものだと思って聞いていたが、娘が「RSって誰?」と聞く。受取人の署名のイニシャルが「RS」となっていて、きちんと署名もされているというではないか。ちなみに、我が家に「RS」というイニシャルの者はいない。
どうやって受け取ったかを話すと、娘も驚くばかりだった。こりゃ、郵便物の紛失が頻発しても仕方ないかな。過去の栄光はどこへやら、だ。(在英30年/60代男性)
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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