■海外在住者が⽇本に帰国すると、感度が⾼くなったせいか、今まで気付かなかった違和感を覚えるのはよくある話。平和な⺟国は感度が低く、残念ながら、知らないという事すら知らない⼈が多かった。
⽼齢の親の事で3ヵ⽉程⼀時帰国をしていた。困難な時期なので、友⼈とも会わず、実家に滞在し親の病院を往復する。そんな静かな⼀時帰国であっても、⽇本の⼈権に対する感度の低さには驚かされた。
世界中で周知の通り、⽇本のオリンピック開催は出るわ出るわの辞任劇。森喜朗元総理の⼥性蔑視発⾔に始まり、開催直前の⼩⼭⽥⽒の障害者イジメ問題。⼩⼭⽥⽒に関しては犯罪レベルで論外。その後に続く事例には、少々やり過ぎと思われる事もあったが、それはそれで⽇本らしい。偏った発⾔をする⼈は、どこの国でも存在するのだが、問題は委員会が何故彼らを選んで良いと思ったのか。よりによって平和の祭典、オリンピック・パラリンピックで、である。
その他にもこんな事があった。⽻⽥空港に到着した際、英国からの帰国者は、即座に単⾏本程度の⼤きな緑の札を⼿⾸につけられる。つまり、危険地域からの帰国者であることを⼀⽬瞭然とするのだ。無論、感染対策が⽬的であるのだが、世界でそんな光景を⾒たことがあったら教えてほしい。感染対策という名の元に、危険地域からの帰国者が⼤きな札をつけられ列で誘導され、晒される。この時代、その姿が写真に撮られ拡散され、個⼈が特定し何らかの⾮難対象となるのは容易なことである。
その他にも、⽇本⼈専⽤と書かれたエレベーターの出現など、とにかく感度が低いのだ。先進国でありG7の⼀国であるとは思えない程のずれ、感度の低さである。誰かが悪いわけではない。政治家が悪いと⾔うならば、選んでいる我々が悪いのだ。
勤勉で我慢強く、礼儀正しい我々⽇本⼈に、何かが⾜りないとすれば、それは積極的に世界を知り、知らなかった事を知ることなのではないだろうか。(在英2年/歯科医・主婦 Fさん)
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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