■イギリス国民の権利の主張の仕方、ニンビイズム(Nimbyism=Not in my backyard-ism=自分の領域の中には立ち入り禁止)について述べたいと思う。
私の住むハートフォードシャーの同じ通りに、持ち主が亡くなってしまい空き家になった家がある。この家は5年ほどかかったがやっと不動産開発業者が買い取り、今まさに住宅が建設される前のPlanning Permission(建設許可)の段階にある。許可前に近辺に住む住人が反対することができるようになっている。民主的な政策をとっているのであろうが、この工程は非常に厄介なもの。今回の申請はこれで3回目、これまで2回は住民に反対されポシャッた。
私は前2回には全くノーコメントだったが、今回のプラニングを見てどうしても納得いかない点が2つありカウンシルに許可反対のコメントを出すことにしている。
しかし、イギリス人の夫はイギリスのこのような旧世紀の建設ガイドラインを厳しく批判しており、ドイツやスペインのように開かれた建設プランをイギリスも辿るべきだ、ヨーロッパ各国では考えられないほど石器時代のものだと彼は主張する。確かに夫の意見は理にかなっていると思うが、街並みを大切にしたい私はどちらかというと、その旧式のイギリス的考えが(珍しく)肌に合っているように思う。
今回従って、私は自分の見解(1つ目は家の高さが他の家より高い、2つ目はSemi-Detached〈2軒壁を共有した建物〉のため駐車場がないということは、領域をはみ出して道路に駐車してしまうであろうという懸念)をポイントに反対しようと思っている。
冷静に考えてみると、イギリス人のニンビイムズを煙たがり、時には批判している私本人が、実はイギリス人のようにNimbyismになっていることに、心の中で苦笑いしてしまった。(在英30年/Nipichibanさん)
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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