【読者投稿】家庭内⽇英同盟

■「もういい加減結婚したい!」と思い始めたのはちょうど1年前。最近はやりのマッチングアプリを駆使して⽇本や旅先のバルカン半島で嫁探しをしたのだが、結果は芳しくなかった。それなら英国ではどうだろうかと思い、先⽉からマッチングアプリを開始。果たして私と⽇英同盟を結んでくれる淑⼥は現れるのだろうか。

マッチングアプリとは、現在地周辺の異性の顔写真やプロフィールを⾒て良かったら「LIKE」を押し、互いに「LIKE」を押すことによってマッチが成⽴し、連絡を取ることができるというスマートフォンのアプリ。181センチの⾼⾝⻑を武器に、⽇本やバルカン半島ではアジア⼈や⽩⼈とそれなりにマッチしたのだが、英国ではパタッと⽩⼈とマッチしない。「英国の⼤学に1年間留学したけど⽩⼈⼥性とは全く仲良くなれなかった」と友⼈から聞いていたのだが、まさか実際にそうなるとは。しかし神は哀れなジャパニーズを⾒捨てない。ようやく1⼈の⽩⼈⼥性とマッチしたのだった。

どことなく東欧系の顔⽴ちで、しかめっ⾯が絵になる彼⼥は東京で1ヵ⽉間過ごしたこともあるという⽇本びいき。 幸せなメッセージのやり取りを続けていたのだが、途端に連絡が途絶えた。どういうことかと思案し続けて1週間、ついに彼⼥から返信。1週間の期間があたかもなかったかのような返信に、英国ではそれくらい返信が遅れるのは当たり前ということなのかと⾃分に⾔い聞かせた。それなら私も1週間後に返信した⽅がマイペースな彼⼥のためになるだろうと返信を遅らせる決意を固めたのだった。 それから4⽇後、彼⼥は私とのマッチを⼀⽅的に解消してきた。1週間も待たせたのに彼⼥は4⽇間しか待つことができなかったということなのか。あみんと忠⽝ハチ公はどれだけ待ったか知っているのだろうか。ああ、家庭内⽇英同盟を結べる⽇は⼀体いつになるのだろうか。(在英1ヵ月/30代フリーライター榎林銀次さん)

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)