5月27日、カナダ西部ブリティッシュ・コロンビア州カムループスの先住民寄宿学校跡地で未成年者215人の遺体が発見されたことに抗議する人たちが1日、ヴィクトリア女王とエリザベス2世の銅像を引き摺り倒し、首を切断するなどの破壊行為を断行。犯人はその場で警察に逮捕された。BBCが伝えた。
カナダでは19世紀から20世紀にかけて15万人以上の先住民族の子どもたちが親から強制的に引き離され、先住民寄宿学校に入れられた上、同化政策の元で教育が施された。寄宿舎の多くが粗末な造りで暖房もほとんどなく、劣悪な衛生環境にあったと言われる。寄宿舎で命を落とした子どもは6000人と推定されている。
今回子どもたちの遺体が発見された学校は1890年にカトリック教会によって開校し、1950年代には最大で500人の生徒がいたとされる。最近になって学校敷地内で子ども215人が埋められた集団墓地が見つかり、世界に衝撃を与えた。
先住民族の支援団体『ファースト・ネイションズ連合』の代表は「我々が知る限り、この子たちは行方不明として処理され、死亡したとする記録は残されていない」と話している。
ヴィクトリア女王とエリザベス女王の銅像破壊は1867年7月1日にカナダが一つの連邦として自治を開始した日を祝う「カナダの日」にあわせて発生した。子どもたちの遺体が発見されたニュースを受け、現地では式典の中止を求めるなどの抗議活動が広まっていた。英政府は銅像の破壊を強く非難すると同時に「カナダ政府と協力して問題の調査を開始する」と声明を発表した。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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