【読者投稿】人に迷惑をかけても「権利」は尊重されるべき?

■間もなく夏本番。まだまだ実現が難しい海外でのホリデーの代わりに、国内でのキャンプを考えている人も多いことでしょうが、キャンプが許可されているエリアでのみテントを張るのが常識。しかし、それを敢えて破る人たちもいます。

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6月に地下鉄シェパーズ・ブッシュ駅前の公園「シェパーズ・ブッシュ・グリーン」でちょっとした事件が起きました。15~20組ほどの家族やグループが、シェパーズ・ブッシュ・グリーンで突然キャンプを始めたのは6月初め頃だったでしょうか。最初は、週末のみのレクリエーションなのかな、と思ったのですが 、1週間たっても10日たっても引きあげる様子がありません。

中央に炊き出し用、あるいは集会用とおぼしき「本部」テントがあり、それを取り囲むように各テントが張られています。「未来のためのキャンプ」「あなたも仲間入りしませんか」といった内容のメッセージボードがあちらこちらに立てられ、共同体の様相。またなにより、公園の中心部で大きな場所を占拠し、公園で談笑やピクニックを楽しむ人たちのスペースが奪われている気がしていました(あと、気になったのはトイレ! 近くのマクドナルドや、ウェストフィールド・ショッピングセンターまで行っていたんでしょうか?) 。

そのうち住民から抗議の声があがるだろうなぁと思っていたところ、ある日、テントがすべて撤去され、公園全体がフェンスで囲われているのを発見。中には警備会社の車数台と、黒服姿の見回り役の男性が複数いるだけで、すべての人に対して立ち入り禁止の措置がとられていました。

聞くところによると、その前日、パトカー数台と警察官、カウンシルが手配した作業員たちが現れ、キャンパーたちを追い出し、テントの撤去作業を強行したのだとか。彼らが戻ってくるのを阻止するために、公園全体が封鎖されてしまったというわけです(7月6日現在、立ち入り禁止の措置は解除)。

キャンプをして、自分たちの思うことを発信する「権利」を彼らは主張するかもしれませんが、こうして公園という公共スペースで思い思いの時間を楽しむという、大多数の人たちの「権利」を奪うのは間違っていると思います。(在英10年/30代 主婦 Kei)

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)

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