
■5月のある週末、車で友人宅に向かおうとした時のことです。エンジンをかけると、「ブォン」とすさまじい音が発生。何かが爆発したのかとビックリ。すぐにエンジンを切り、もう一度恐る恐るキーを回しましたが、再び「ブォン」。友人には行けなくなった旨を手短に伝え、加入しているAAにすぐに電話をかけてエンジニアを寄こしてくれるよう頼みました。
約40分後、AAマンが到着。エンジンをかけるなり、「カタリティック・コンバーター(catalytic converter)が盗られていますね」。いくつか同様のケースを担当したとのこと。部品だけで、正規ディーラーを通すと1000ポンド程度かかると言われて目の前がクラクラしました。AAマンはなすすべなく、気の毒そうにコレコレの部品が必要だとテキストしてくれたあと(車用語、しかも英語だとわからないことだらけなので、これは助かりました)、去っていきました。
インターネットでいろいろ検索し、部品の品質が高い日本車が特にターゲットにされていること、英国で被害にあう車が激増していること(そのあと、ジャーニーにも記事が載っていたと別の友人から聞きました)などを知り、その夜は悔しくてなかなか寝付けませんでした。
私の場合、専用駐車場のないフラット住まいで路上駐車するしかなく、守りようがない! 警察にも届け出ましたが、インターネット経由で保険会社にクレームするための番号をもらえただけ。こんなもんですね、驚きもしませんでした。
私の車は15年落ちながら、絶好調のホンダ。古くても部品泥棒には関係なく狙われてしまうんですね。結局、車の年式(レジ)が古くて正規ディーラーには交換用パーツなし。保険会社からは廃車にするか、自費で修理するしかないと言われて一時は落ち込みましたが、気に入っているし、まだまだ良く走るので、自費での修理を決めました。地元のガレージに頼む勇気はなく、日系ガレージのJさんに相談。
盗難をカンペキに阻止することはできませんが、とは言われたものの、「プロテクション」をつけることも可能と聞いて、すべてお願いすることにしました。
レッカー車で運んでもらい、約1週間。すべての修理を終え、プロテクション(工費・VAT込みで350ポンド)=写真=もつけてもらって、レッカー代・工賃・VAT込みで合計約1000ポンド。AAマンにパーツだけで1000ポンドと言われた時のショックのおかげで出費の覚悟はできていたので、これで済んで良かったと思っています。
ホンダディーラーの説明では、2012年以降生産の車は、カタリティック・コンバーターが盗られづらい構造になっているとか。もし、それ以前のレジの日本車に乗っている人は、プロテクションの設置を真剣に考えたほうが良いかもしれません。(在英14年/40代 自営業M)
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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