【読者投稿】英国はおだて上手? 自主隔離、ワクチン注射に…「やってくれてありがとう!」

■先日、1度目のワクチンを受けに行ってきました。その時に英国らしいなぁと思ったことがあり、それについて投稿します。

3月に日本にどうしても帰らなければならず、ひと月帰省しました。こちらに戻ってきてからは10日間の自主隔離です。この10日の間に、「パブリック・ヘルス」(公共衛生局)のスタッフから、ほぼ毎日、自宅に電話がありました。

2度の検査の結果も陰性、ようやく10日の自主隔離の最終日、スタッフの女性から「あなたは、ウイルスの拡散防止に協力されました。自主隔離をしてくださってありがとうございます」とお礼を言われたのです。その女性はマニュアルを読んでいただけなのでしょうが、自主隔離に対して政府からお礼を言われると思っていなかったので、まごつきました。なにか気の利いた返事の言葉はないかと探しているうちに、「では、良い1日を」と言われ、電話の会話は終わってしまって残念でした。

ワクチン会場を出る時に、「本日、来てくださってありがとうございます」と大きく書いてあるのを見て、その電話の件を思い出しました。

むかーし、何かの記事で、「トイレをきれいに使ってください」というメッセージを貼るより、「トイレをきれいに使ってくださってありがとうございます」というメッセージを貼った方が、トイレを汚される率が低いと読んだことがあります。それと同じなのかもしれませんが、英国式アメの使い方というか、「自主隔離してください」「ワクチンを受けてください」とお願いするよりも、こうしてお礼を言ったほうが効果があるという英国式の考え方にふれた気がしたのです。英国はおだて上手なのかもしれませんね。(在英12年/40代会社員 Y子)

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)