【読者投稿】意外にも在英邦人に関係がある、⾹港⼈の移住事情

■⽇本のマスコミにも取り上げられていたが、イギリス政府は今年1⽉31⽇より⾹港⼈に対して特別ビザの申請受付を開始している。3⽉31⽇までの2ヵ⽉の間に既に3万4300⼈が申請したと、5⽉27⽇にプリティ・パテル内務⼤⾂がSNSで発表した。この勢いでは投稿時点の5⽉末にはほぼ在留邦⼈の数(約6万6千⼈)を抜くことになるだろう。

私も移住者の⼀⼈でロンドンに4ヵ⽉間滞在しており、更に過去には仕事の関係上ロンドンの滞在歴はあったが、最近スーパーやロンドン都⼼に⾏く時に、⾹港⼈に出会う頻度が格段に上がっているように感じている。⾹港の学年は7⽉に終了するので、⼦持ちの家族の移住はこれからピークを迎えることになる。

では⽇本の⽅にはどんな関係はあるのか。移住してくる⾹港⼈の⼤半は40代以下で、親⽇派が⾮常に多いが、渡日する時は「⽇本へ旅⾏に⾏く」のではなく、「故郷である⽇本に⾏く」という程である。イギリスへの移住という重要課題でも「⽇本⼈が住んでいる町」とか、「⽇本⾷品はどこから購⼊できるのか」とか、優先項⽬として情報収集をすることが多い。理髪店も⽇系の⽅がアジア⼈にあうと思われ、移住者の間では⾮常に⼈気が⾼い。

そんな中で「移住したら⽇本は遠いな」との声がちらほら聞こえる。様々な分野で今後、⽇本⼈の⽅が⾹港⼈に出くわすことになることに違いない。

ロックダウンの緩和後に、和⾷を求めロンドン中⼼部にある居酒屋に家族を連れて⾏った。全員⽇本⼈でもないのに故郷に戻ったような感覚でやはり落ち着くように感じていた。店員さんに話しかけて、もちろん⾹港⼈の事情は⾮常に理解されにくいが、⽇本が⼤好きな⼈⼝が増え、間違いなく商機になろうかと告げ、最後にはお互いに励ましあって店を後にした。(在英4ヵ月/30代元日系上場企業役員 LMFさん)

※写真はイメージです。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)