
■「新型コロナウイルス感染防止対策の失敗で、死ぬ必要のない人が大勢死んだ」。昨年11月までボリス・ジョンソン首相の上級顧問を務めていたドミニク・カミングス氏が5月26日、下院の科学技術委員会に出席。英政府のパンデミック対策を痛烈に批判した。英各メディアが報じた。
昨年末、首相官邸内の権力闘争に敗れた末に、上級顧問の座を追われたカミングス氏は「危機的状況の中、主要閣僚や上級官僚、私のような上級顧問は国民の期待にこたえられるレベルに達していなかった。医療の最前線にいる人たちはロバに率いられたライオンのようだ」と政府を強烈に批判した。
ジョンソン首相がパンデミックに立ち向かうのにふさわしい人物だったかと問われると、カミングス氏は「ノー」と回答。ジョンソン首相は昨年3月にウイルスに感染して重体となったにも関わらず、最初のロックダウンは過ちだったと考えていたと発言。昨年秋、感染者が急増した際に専門家が2度目のサーキットブレーカー式ロックダウンを勧めた際も経済を優先したかった首相は、助言を受け入れようとせずロックダウンに反対していたと話した。
なぜ、そのような判断をしたと思うかと問われると「首相は誰のアドバイスも聞き入れない。彼は助言を無視し、自分の決断を優先する」と回答。3回目のロックダウン実施前、再びロックダウンするくらいなら死体の山を見る方がましだと言ったとBBCが報じたが、それは事実か、との質問に対し「私は首相の書斎でそれを耳にした」と答えた。
カミングス氏はマット・ハンコック保健相をとりわけ痛烈に批判。「閣議室や世間に対して何度も嘘をついた。職務能力が全くないので首相に何度も解任を進言したが、聞き入れられなかった」と話した。ジョンソン首相とハンコック保健相は、こうしたカミングス氏の一切の発言を否定している。
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By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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