
■イングランド公衆衛生庁(PHE : Public Health England)は英アストラゼネカ(AZ)製と米ファイザー製ワクチン、いずれかを2回接種すればインド変異株にも有効であるとする研究結果を発表した。BBCが報じた。
研究の結果はAZとファイザー、いずれかのワクチンを2回接種完了した場合、インド変異株に対し、英ケントで確認された変異株に対するものと同等の予防効果が得られるという。ただし、どちらも1回目の接種から3週間が経つと、ケント変異株に対しては50%の有効性が見られたが、インド変異株に対しては33%にとどまったという。
ファイザー製のワクチンでは、2回目の接種から2週間が経過した時点で、ケント変異株に対して93%、インド変異株には88%、発症を防ぐ効果が示された。一方のAZがケント変異株66%、インド変異株60%だった。AZが最大の予防効果を得るにはファイザーよりも若干時間がかかるというデータも示されている。
日本で本格化したワクチン接種では、モデルナ製が使用されている。英国でも4月以降、モデルナ製ワクチン接種が始まっているが、まだデータが少な過ぎるため現段階では研究対象に入っていない。
PHEのコンサルタント医療疫学者で、今回の研究結果を共同で執筆したジェイミー・ロペス・バーナル博士は「1回目の接種を終えた人の方が圧倒的に多いので、1回目の接種効果に関してはより高い自信を持っている」と語った。一方、PHEのコロナ戦略対応ダイレクターのスーザン・ホプキンス教授は、接種効果を示すデータは「極めて明確」で、「ワクチン接種プログラムは正しい方向に向かっている」と話した。マット・ハンコック保健相は「研究結果は6月21日のさらなるロックダウン緩和に向けて自信を与えてくれる」とコメントした。
PHEは、英国のワクチンプログラムは9日の時点で、コロナ感染による重症患者3万9100人、死者1万3000人を防ぐことができたと分析している。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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