
■ロンドンのランドマークのひとつ「セントポール大聖堂」が財政難に陥っており、定期的な資金援助が得られない場合、永久閉鎖となる可能性があることが分かった。BBC(電子版)が伝えた。
セントポール大聖堂の収入源の多くは観光客からの入場料だったが、コロナ禍で同所が閉鎖されたことから財政は壊滅的な打撃を受けた。昨年の収入は例年の90%減、今年も昨年と同様の状況が予想されている。
英政府から330万ポンドの文化復興基金が支給されたものの、それだけでは到底まかなえず、約25%の従業員をリストラしても年間の運営費だけで800万ポンドかかるという。一般公開するには建物の管理人を雇い、暖房や照明の費用を捻出しなければならないが、積立金はほぼ使い果たしている状態とされる。
とくに存続が懸念されているのは、セントポール大聖堂の聖歌隊。30人の聖歌隊員と12人のプロの歌手で構成されており、13世紀から続く長い歴史と伝統を誇るグループだが、大人の歌手を雇い続ける資金を確保できないという。
また、老朽化した鉛製の屋根の改修工事が行われる予定だったものの、それも延期中で、屋根は一部で腐食が始まっている。今は隙間を塞いだり、落ちてくる雨水をバケツで受け止めたりして凌いでいるが、同所には貴重なコレクションが所蔵されており、「限界が迫っている」と報告されている。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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