
コロナ禍で深刻な打撃を受けたビジネスと、逆に特需といえる恩恵を受けているビジネス。残酷なまでに明暗が分かれたことが続々と報じられているが、コロナのおかげで業績が大幅にアップした組織として、英国の郵便を管轄するロイヤル・メールが挙げられることを「メトロ」紙が伝えている。
英国ではクリスマスはいうまでもなく、誕生日、冠婚葬祭など、何かあるとまずはカードを贈るのが習慣。お見舞いやお詫び、御礼といったつきあいの場でもカードが大活躍する。しかし、Eメールの普及でクリスマス・カードを郵送する人が激減。手紙を書く人も著しく減った。この影響で、ロイヤル・メールは近年、深刻な営業不振に悩み、郵便料金の値上げを繰り返すしかなく、それがさらなる郵便離れを招く悪循環に陥っていた。
しかし、昨年のクリスマスは、英国全土がロックダウンとなり、厳しい規制が強いられた。その結果、クリスマス・プレゼントの郵送件数が激増。ロイヤル・メールは2020年の最後の3ヵ月で4億9600万件という記録的な数の小包を扱い、2020年の収益は5億ポンドを超えたという。
あまりの扱い件数の多さで生じた遅延により、クリスマスにプレゼントが届かないケースが相次ぎ、大きな批判を浴びたロイヤル・メールでは、それを陳謝しつつも、昨年の業績アップをすなおに喜んでいるという。3万3000人の臨時雇用者のうち、1万人を正規雇用とすることができたと話している。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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