■ついに海外旅行の解禁が発表された英国。しかし、フライト不足と膨大な需要により、夏の海外旅行費用が例年より大幅に上昇していることが分かった。BBC(電子版)が報じた。
海外旅行が解禁されるとはいえ、多くの航空会社は旅行規制のために運航便数を大幅に減らしている。一方で、長いロックダウン生活から解放されてリフレッシュしたい人の予約が殺到しており、「ブッキング・ドットコム」社の最高経営責任者グレン・フォーゲル氏は「価格はすでに上昇している」と話している。
英政府は、帰国後10日間の自主隔離なしに行ける海外の渡航先リストを発表したが、グリーンライト入りした12の国・地域のうち、英国から行きやすいポルトガルの運賃は日々跳ね上がっている。ブリティッシュ・エアウェイズで見ると、17日発のヒースロー空港発アルガーブ行きのフライト料金は、5日時点では276ポンドだったが、7日には530ポンドにはね上がった。また、ライアンエアーのスタンステッド空港発リスボン行きのフライト料金は、14日発は128ポンドだが、19日発だと262ポンドで、通常の5月の価格の2倍以上になっているという。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)