
■コロナ禍により、イングランドでは今年2月の段階で約470万人の患者が手術や治療を延期されており、これは2007年以来最多となっていることをNHSイングランドが発表した。BBC(電子版)が伝えた。
発表によると、手術や治療を待たされている患者は470万人にのぼり、今も増え続けている状態であることが判明。また「緊急性がない」として手術を1年以上も待たされている人は、パンデミックが始まる前は1600人程度だったのに対し、現在は約38万8000人という。
今年1~2月はコロナの新規感染者が急増し、病院や医療従事者の負担はピークに達したが、それでもスタッフの懸命な努力と献身により200万件の手術が行われた。しかし、状況はまったく改善されていないとしている。英国王立外科学会の副会長ティム・ミッチェル氏は、「がんや命に関わるような緊急性の高い手術は実施されたが、股関節や膝、人工内耳や血管の手術などは延期されたり、治療が中止されたりしている」とコメント。
ロンドン在住のゼン・カーンさん(23)は、すい臓にできた塊を取り除くための重要な手術を昨年9月に受ける予定だったが、緊急性はないとされ、今年3月まで延期された。痛みに耐えながら半年待ち続けたと言い、彼の兄は「体重が減り、顔色が黄色くなり、どんどん弱っていった」と当時を振り返っている。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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