
1回目のロックダウンに突入してから1年余り。約5ヵ月にわたった3度目のロックダウンも段階を追って解除されつつある。この1年余りの間に、多くの企業が破綻を迎えたが、予想外に業績を大幅に伸ばしたビジネスもある。「メトロ」紙が伝えた。
そのような幸運に恵まれた企業のひとつが「William Whiteley & Sons」(ウィリアム・ホワイトリー&サンズ)。イングランド北部シェフィールドで、1760年からハサミ一筋という老舗メーカーだ。創業260年の歴史の中で、2度の世界大戦でも大恐慌でも生産を中止することなく、品質にこだわり続けてきた。ハサミ・メーカーとしては世界でもっとも古いとされており、王室御用達でもある。
コロナ禍で、趣味を楽しんだり、あるいは子供の課題に使ったりと、ハサミの需要が激増。調理、裁縫、園芸、クラフトから、散髪、オフィス用まで幅広く扱う同社製品の売上げは昨年、例年の5倍にまではねあがったという。
最も安価なもので25ポンドと安くはないが、高品質のハサミで作業をしたい、長く使えるものを買いたい、と考える人が増えたと見られている。11代目として経営に携わるサリー・ウォードさんも驚きをかくせないようで、「コロナによって、英国でも人々の行動様式が大きく変わった」と話している。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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