
■ エリザベス女王(94)の夫、エジンバラ公フィリップ殿下が9日朝、ウィンザー城で亡くなった。99歳だった。半旗が掲げられたバッキンガム宮殿には、訃報に触れた人々が花束を持って大勢駆け付け、故人を偲んだ。英王室はコロナ禍の最中に人が密になることを避けるため、献花よりもオンラインで慈善団体へ寄付するよう呼び掛けた。英各メディアが報じた(写真はピカデリーサーカスの巨大スクリーン。フィリップ殿下の死去を伝えるメッセージが掲げられた=9日午後)。
フィリップ殿下は今年2月、エドワード7世病院に入院したが、3月に退院し、ウィンザー城で療養していた。殿下は1947年、当時王女だったエリザベス女王と結婚。5年後に王女が女王に即位して以来、英王室史上、最も長きに渡り王配として女王を支えてきた。
フィリップ殿下は1921年6月10日、ギリシャのコルフ島で生まれた。父はギリシャとデンマークのアンドレオス王子、母親はバッテンブルグ家のルイ王子の娘アリス王女で、ヴィクトリア女王のひ孫にあたる。
フィリップ殿下の葬儀は8日間喪に服した後の4月17日(土)午後3時から、ウィンザー城郭内にある聖ジョージ礼拝堂で行われる。午後3時には全国で1分間の黙祷が捧げられる。葬儀は新型コロナウイルスの感染流行のため国葬とせず、遺体の公開安置もしない。ただし、伝統と殿下の遺志にならい、遺体は葬儀までウィンザー城内に安置される。
コロナ禍で結婚式や葬儀出席者の数が制限される中、殿下の葬儀も参列者は30人までに限定される予定。可能な限り地味で小規模な葬儀を希望していたとされる殿下の遺志も汲み、近親者によるこぢんまりした葬儀になりそうだという。葬儀当日、殿下の棺は殿下自らが設計に関わったと言われるランドローバーに載せられ、約8分をかけて聖ジョージ礼拝堂に運ばれるという。
王室の公務から離脱し、米国在住中のハリー王子(36)は葬儀出席のため既に英国入りし、現在は感染対策のため、かつてメガン妃と暮らしたウィンザー城内にあるフロッグモア・コテージで自主隔離しているという。妊娠中のメガン妃は医師のアドバイスにより、カリフォルニアの自宅に長男のアーチー君と共に留まる。
葬儀当日、ウィリアム王子(38)とハリー王子は肩を並べてフィリップ殿下の棺の後ろを歩くとされている。2人は2019年の秋頃から関係がぎくしゃくしていると言われ、王室情報筋によると、フィリップ殿下は生前、彼らの確執を悲しみ、女王のためにもお互いに譲歩し合うよう促していたとされる。2人の間に出来た亀裂が今回の再会で修復されることを国民の多くが望んでいる。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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