
■ある日、在宅勤務中に珍しく固定電話が鳴り、なんだろうと思いながら出てみると、私のアマゾン・プライムのアカウントに不審な動きがあったとのこと。「499ポンドで誰かがアイフォンを注文した」というのです。
電話で話しながらアマゾン・プライムの注文履歴をPCで確認したところ、そんな形跡はなし。でも、電話の相手に「見えていないだけで、陰で発注されています」と説明され、そんなこともあるのか、と納得してしまった私。「この注文をキャンセルするために、今からいう通りの作業をしてください」と言われ、あるソフトのダウンロードへと誘導されました(このソフトで、キャンセル用のリファレンス番号などが獲得できるとの説明)。しかし、会社のPCを使っていたため(すみません! 勤務中にこんなことして…。くれぐれも匿名でお願いします)、セキュリティが厳しく、ダウンロードに失敗。そうこうしているうちに、ちょうど日本人の同僚(IT担当)から別件で携帯に電話がありました。
心のどこかで「おかしい」と思いながらダウンロード作業をしていたので、同僚にさっと状況を日本語で説明すると、「詐欺でしょう。コールバックする、と言ってみてください」との助言。早速「ダウンロードに手間取っているので、PCを立ち上げ直します。時間がかかるから、コールバックさせてもらえますか」というと、電話はブチっと切れました!
昼休みに調べたところ、ダウンロードさせられそうになったソフトはリモート作業用のもの。米国などで同様の手口が報告されているのを知りました。相手は、このソフトを私の(正確には会社の)PCに入れさせて、中の情報を盗んだり、支払いをさせたりしようとしていたのだそうです。
ちまたでは、大手銀行に口座を持つ人をターゲットに「不審な引き落としがありました」とか何とか口実をつけ、電話で詐欺を働くケースが横行しているとか。アマゾン・プライムに限らず、もし、ヘンだな、と少しでも思ったら「言葉の問題があるので、録音したい」「録音のセットをし直すのでコールバックさせて」と言ってみることをお薦めします! なんら失礼にはあたりません。詐欺の電話であれば、ここで必ず先方からブチっと電話を切ってくるはず。これを読んでいる皆さんが、被害者にならないよう祈っています。(在英12年/40代 会社員 騙されっ子)
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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