【読者投稿】ある病院の実情

■私は幸いにもある病院の病理学部で働いていたので、時短で毎日出勤していて、規則的な生活ができた。病院の前にコロナ患者向けのプレハブが物々しく建てられ、病院内も一方通行、病院に入る時は手の消毒、青いマスクを渡され、院内での着用が義務付けられた。

仕事もなるべく多くのスタッフが一度に働かないように、シフト制にされた。スタッフルームも椅子と椅子の間が一定の距離で設置され、ソーシャル・ディスタンシングが強化された。また持病がある人や家族がコロナにかかって自主隔離をしている人も結構いたので、毎日マネジャー達が会議でスタッフの人数確認をしていた。私は事務だが、GPや他の病院から送られてくる患者の血液等のリクエストフォームをスキャンして登録する作業もするので、コロナ感染患者のものがくると妙に緊張した。初めは老人が多かったのに、段々中年や若者も増えてきた。

私が働いている病院では毎日社内メールでコロナ患者の数が更新されたが、ひどい時はコロナ感染者が300人弱、重症者が100人弱くらいいたのが、今ではやっと少なくなってほっとしている。

私はNHSに勤めているお陰でPCR検査も昨年すぐ受けられ、ファイザーのワクチンも今年いち早く1月半ばに受けられ、2回目が4月初旬である。ワクチン接種後は次の日少しだるく、1週間くらい左腕が重かったが、重い副反応はなかった。

家族は在宅、オンラインで勉強。私だけ通勤していたが、社会に出て貢献でき、家族以外の人と会えてつまらない世間話でも話ができて、メンタル的にとてもよかったと思う。このコロナで人は人と会うことで人として、文化的に生きていられるのだとつくづく実感した。(在英26年/50代会社員 ミスシャーロック)

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)