
■昨年、米国発で世界に拡大したBLM(黒人の命は大切)運動。その流れを受けてか、古くからある道路「Black Boy Lane」の名称変更が決まった。「デイリー・メール」(電子版)が報じた。
北ロンドン、ウエスト・グリーンにある「Black Boy Lane」。およそ300年前から存在する通りだとされるが、ハリンゲイ評議会は道路の名称変更を決定したという。新名称はご当地出身の詩人、ジョン・ラ・ローズにちなみ「La Rose Lane」になる予定だと説明されている。
住所が「Black Boy Lane」となっている183世帯には迷惑料として300ポンドずつ支給されるという。さらに、影響を受ける住民をサポートするために新設された部署の責任者には年俸5万ポンドが支給され、その他、道路標識などの変更も含めると、総費用は18万6000ポンドにのぼると言われている。イングランドとウェールズだけでも、奴隷制や植民地政策を想起させる通り名はまだ100以上が存在すると指摘されている。
ちなみに「Black Boy Lane」に関して、ある歴史家は、かつてこの通りにあった「Black Boy」というパブが由来ではないかという。ブラックボーイとは王政復古でイングランド王の座に返り咲いたチャールズ2世のあだ名だったとされる。
Black Boy Laneに40年近く住んでいるという黒人女性のシャロン・デビッドさん(55)は、「今まで誰も名前のことなんか気にして来なかったのに、なぜ突然? 通りの名前を変えるだけでBLMが解決するとでも思っているのかしら」。また同地に14年住んでいるという女性は、「馬鹿げた費用だわ。もっと賢い税金の使い方があるでしょうに」とお冠。
南アフリカでアパルトヘイト時代を過ごしたという70歳の男性は、「確かに差別的な意味合いが含まれるかもしれないが、南アがやったことに比べたら屁みたいなもんだ」と笑い飛ばした。
様々な書類等の住所変更に要する時間や手間は膨大。住民の7割以上が名称変更に反対しているという。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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